今日は炭切りをしました。
『炭切り』と言っても、鋸で切るわけではなく鉈で割っていくので『炭割り』じゃないかと思うかもしれませんが『炭切り』です。
画像の鉈を使って炭切り台の上で切っていくんですが、炭も同じ形の炭は一つもなく、手にした瞬間にどの様に切れば綺麗に切れるか、どうすれば粉々にならずに切れるかを判断しながら、なるべく大きさを揃えるように切っていくのですが、これがまた難しい!!上手に切れた時は『コンコンコン』といった感じに小気味良い音をたてて気持ち良く切れるのですが、失敗すると『グシャ』と粉々に砕けてしまう事もよくあります。もちろん砕けてしまった炭も『小炭』として必要なのですが、出来るだけ大きく形の揃った炭が欲しいので頑張って切っていきます。
炭を切り終わったら次は『大・中・小』といった感じに、お手製のふるいを使って分けていきます。
大きい炭は折返し鍛錬の時、中くらいの炭は焼入れの時、小さい炭は火床(ほど)の底に敷詰める時。大きさは違っても要らない炭は一つも無く、それぞれに大事な役割があります。なので、飛び散った小さな小炭も出来るだけ拾ってあげて、ちゃんと使ってあげます。
3時間ほど炭切りをしてふるいで仕分けし終わると、身体中炭の粉だらけ・・・手も、顔も、鼻の穴まで真っ黒け・・・一応マスクはしてるけど安物だからかあまり効果が見えない。
家に帰ると『お父さん汚い』て言われるのでお風呂に直行です。
汚れた身体をしったり洗って
「あぁ~~、今日も疲れたぁ~」
備州住大光鍛刀場
笠岡に住む刀鍛冶『大光』の仕事場探しや普段の作業をゆる〜く書いていくページです。 これから刀鍛冶を目指したいなと思っている方に、少しでも役に立てればと記事を書いています。
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2025.04.09 05:52
2025.01.16 08:54