ついに作業場も一段落つき、先日、火入式を執り行うことになりました。
本来なら、兄弟子や同業の方を招待するのですが、テレビでは騒がれなくなりましたが、
新型コロナウィルスの影響も水面下で広がっているので、家族と作業場を作る際に
お世話になった方だけを招待して執り行いました。
祭壇にお社を祀り、お神酒や塩をお供えして、祝詞をあげていただきました。
神事を終えると、次は火床(ほど)に火を入れ、日本刀の材料である玉鋼(たまはがね)を
火床の中で熱していきます。
程よく熱した玉鋼を取り出し、招待した皆さんに向槌(むこうづち)で叩いていただきました。
その後も刀鍛冶の仕事を見ていただき、質問にお答えしたりと和やかな中、火入式を終えることが出来ました。
皆さん、普段では出来ない体験が出来たと喜んでいただけた様です。
こうして、一つの区切りである火入式を執り行うことが出来、改めて『頑張らなければ』と思いました。
今の気持ちを忘れることなく、今後も努力を重ねていきますので、皆さん宜しくお願い致します。
備州住大光鍛刀場
笠岡に住む刀鍛冶『大光』の仕事場探しや普段の作業をゆる〜く書いていくページです。 これから刀鍛冶を目指したいなと思っている方に、少しでも役に立てればと記事を書いています。
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